パニック障害のナース(看護師)

看護師8年目。
パニック障害とうつになって7か月。
頑張ってそれでも生きる様子を綴ります。
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初めての入院

休職したのはいいものの、平日の日中、夫は仕事、子供は保育園へ行く間も一人で過ごすと気が滅入り発作を起こしたりアームカットをしたり、何度も夫に早く帰ってきてほしいとLINEをしたり落ち着かない日々が続いていました。
特に4~6時くらいの夕方に症状はひどく義理の母の力を借りてもどうしようもなくなっていました。そんな折自分でも薄々思っていましたが、夫から入院してみないかと言われました。受診の日にDrに相談すると「小さい子供さんがいるからどうかと思っていたけどこの状態で入院できるならした方がいいね。」と言われその日に入院することとなりました。


紐類(コードやズボンの紐など)刃物類(剃刀やはさみやカッターなど)は持ち込み禁止、スマホは日中だけで夜間は預かり、衣服や化粧品類は最低限のみ、お菓子などのおやつもすこしづつ、などなどなど沢山規制がありました。
私はテレビやトイレがついているビジネスホテルのようなきれいな個室に入りました。
決まった時間にご飯がきて決まった時間に消灯、お風呂は自由な時間に入れました。
施錠されてこんな管理された生活でもなーーーにもしなくてよい解放感がありとても気持が楽になりました。
産まれてから一度も離れて寝たことのなかった娘も義母や夫と夜を過ごし元気にしていたのも安心できる要素でした。

朝からレボトミンを飲み寝て、暇な時にはお菓子を食べて、三食しっかり食べて、としていたら一番痩せていた8月と比べ6kgも太ってしまいましたが、入院して1週間後には暇を持て余すようになりましたが時々発作が起きそのたびにデパスは効果がないのでリスパダールやレボトミンなどを飲みました。(これもあまり効果はなかったのですが。。。)
3週間ほど入院して年末に退院するころには発作はほとんど起きていませんでした。

いよいよ仕事復帰

9月末にはほぼ精神的な症状は落ち着き体力がないことに悩んでいました。
法人の看護部長や人事の方とも夫とともに何度も面接し、10月だけ半日勤務で外来看護師を勤めるように言われ11月からの復帰を楽しみに10月外来で勤務することとなりました。外来の看護師は初めての経験でずっと立っているため半日でもとても疲れました。
主に採血や点滴、急病で運ばれてきたERに運ぶほどではない人の看護にあたりました。
皆優しく外来看護を教えてくれ、1か月半日勤務を休むことなく勤務することができました。


さて10月も27日あと数日で訪問看護に戻れると期待していたところ、看護部長からの呼び出し。「もう少し外来にいてほしい。」「院長がもう少し外来で頑張ってからの方がいいっていってるから。」師長さんも看護部長に賛成との意向でした。
嫌とは言えない雰囲気のなか承諾するしかありませんでした。


11月からは外来で常勤看護師になります。11月も受診はしていましたが、レクサプロに頓用でデパスというくらいで良くなっていたのですが、たびたび仕事中に過呼吸になることがあり迷惑ばかりかけてしまいました。
訪問看護に戻れる、その思いが強すぎたため外来看護師になってしまったことでみんなに裏切られている気がしてまた苦しい日が続きます。
11月末の受診ではまた仕事を休むように主治医に言われましたが主治医の診断を無視して12月も常勤で出勤していました。
そのころには死にたい気持ちや自分を傷めつけたい気持ちが強く、気づけば左上腕を剃刀で切り付け俗に言うアームカットをしてから仕事に行き、昼休みになればトイレでアームカットをし気持ち的に不安定な日々が続いておりトイレで過呼吸になったりスーパーで過呼吸になったり夫なしでは生きていけない状態でした。それでも白衣をきて現場に出れば誰が見てもそんな人には見えない看護師を演じることができていたので不思議です。
きちんと責任をもって看護にあたっていました。
12月の上旬耐えきれなくなった私は主治医から出されていた診断書を提出し休職することにしました。しかし家事や育児がプレッシャーになり家でも休めない気持になり気分不良やめまい、息切れ、動悸、過呼吸に悩まされます。
そのころにはSSRIも「使いたくなかったけど仕方ないな。。。」との先生の言葉でレクサプロをやめてパキシルCRを飲むようになっていました。



パニック障害との戦いのはじまり

2016年8月末
私は日に何度も不安に襲われ過換気発作を起こすようになりました。
訪問先ではないものの、事務所でも2,3回過呼吸になり限界を感じるようになっていました。体重が一気に減ったため血圧が追い付かず立ちくらみがひどく息苦しさも感じ、患者さんの車いすを押すのもやっとの状態。夜眠っても現実のような夢を見て何度も目が覚め眠れない状態。
再度精神科の受診を勧められました。そこでやっとしばらく休むこと、精神科を受診することを決断しました。決断したのは9月上旬のことでした。
しかし、休んでも自分の担当の患者さんのことやこれから先のことが気になって不安でしょうがありませんでした。他のスタッフはみな私より経験年数が多くて先輩なのに安心して患者さんを渡せませんでした。渡す他ないですし、私なんかに看護されるよりよっぽど良いのに。。。
そして、精神科といっても沢山あります。どこが良いのかわかりません。私は昔大学時代にお世話になった精神科のDrを探しそのDrを受診することを決めました。
そのDrは私のことを良く覚えてくれていました。明るく元気でいつも笑顔で頼りがいのある先生です。これまであったことを話し薬での治療が始まりました。
まずは突然現れる動悸をなんとかして眠れるようにしよう、と言われ
レクサプロ(SSRI)とレボトミン、デパス、デジレルなどを処方されました。
レボトミンは統合失調症につかわれる薬ですが思考回路を止める薬なのでこういう症状にも使用するそうです。レクサプロは薬価が高いのが難点ですが一番新しい抗鬱薬で効果もマイルドだが副作用が少ないという利点のある薬です。
その当時の記録がないのでわかりませんが、レボトミンの処方量が多く1日中眠っている状態でした。週に一度受診し薬も飲んでいましたが、それでも不安でマイナスな思考、早く仕事復帰したいという気持ちが強くクルクルクルクルと考えが頭の中を巡り、回数は少なくなったもののデパスが効かず過呼吸に陥ることが続いていました。